【設立の主旨・目的】

     三田市民をはじめとする広く一般の人々に対して、三田の歴史や文化財への理解と関心を深めて

  もらうことを旨とし、それらを学習支援や情報発信およびさまざまな事業を行うことで、郷土愛を

  育て、かつ郷土の歴史を伝え、地域の歴史遺産や文化財を活力としたまちづくりや地域の活性化に

  寄与することを目的とする。


【設立及び活動の経緯】

平成10年 4月 三田市教育委員会主催の文化財ボランティア養成講座受講修了生で、 市民団体

         「文化財ボランティアさんだ」を結成

平成15年 4月 三田市の歴史と文化財普及啓発支援事業を受託

平成20年 2月 「特定非営利活動法人 歴史文化財ネットワークさんだ」設立総会を開催

平成20年 5月 兵庫県知事の特定非営利活動法人歴史文化財ネットワークさんだ設立認証

平成21年10月 三田市より歴史資料収蔵センター、旧九鬼家住宅資料館、三輪明神窯史跡園の

                                 指定管理者に指名

平成22年10月 ひょうご県民ボランタリー活動賞団体の部を受賞

平成24年 4月 公募により旧九鬼家住宅資料館、三田ふるさと学習館の指定管理業務を受託

平成29年 4月 公募により旧九鬼家住宅資料館、三輪明神窯史跡園、三田ふるさと学習館の

                                 指定管理業務を受託

令和 4年 4月 三田市より旧九鬼家住宅資料館、三輪明神窯史跡園、三田ふるさと学習館3館

         の展示・イベント業務を受託(現在に至る)


 歴ネットさんだ(NPO法人歴史文化財ネットワークさんだ)は、約25年前、まだ三田市屋敷町に歴史資料収蔵センターが開館していた頃、市主催の文化財ボランティア養成講座をきっかけに歴史に関心のある人たちが集まって「文化財ボランティアさんだ」という団体を結成したことに始まります。

 活動は小学生に対する郷土学習や企画展示から周辺の歴史ガイドや冊子の発行などに徐々に拡大していきました。

 平成20年にはこれらの活動実績をもとにNPO法人化するとともに、平成21年には歴史資料収蔵センターを中心に三田市の文化財系施設の指定管理者制度の指定を受け、令和4年3月まで「旧九鬼家住宅資料館」と「三輪明神窯史跡園」、「三田ふるさと学習館」の管理運営に当たりました。

 歴ネットさんだは、上記の3館の来館者への対応を通じて、三田の歴史や文化財、史跡の魅力を伝えてきました。とくに兵庫県指定有形文化財の「旧九鬼家住宅資料館」と兵庫県指定史跡の「三輪明神窯史跡園」は三田市に残る数少ない重要史跡であり、その紹介に力を入れてきました。

 私たちの願いは、三田市の歴史や文化の奥深さを楽しく探究し、それを人と人との繋がりを通じて市内外に発信し、多くの方に知っていただくことです。

 年間を通じて3館で開催される企画展示や各種講座、歴史ウォーク、冊子や定期機関誌(歴ネットさんだ通信)の発行など、まちづくり活動にも力を入れています。